自己紹介とお店の紹介
奈良偲の里 玉翠の鈴木 一貴でございます。静岡出身でございまして、5年前に奈良偲の里 玉翠に転職するまでは、ブライダル関係の仕事をしていました。体調を崩し一度退職した時期もありますが、無事復帰し、現在はフロント係、接客係、活け花、新人教育などを担当しております。
「館内を創ること」、「温泉を創ること」、そして「お客様を創ること」。この場を借りまして、この三つのこだわりとそれぞれのやりがいをお伝えさせていただきます。
「館内を創ること」、「温泉を創ること」、そして「お客様を創ること」。この場を借りまして、この三つのこだわりとそれぞれのやりがいをお伝えさせていただきます。
「館内を創ること」
「館内を創ること」の基本は、清掃です。どんなにいい料理をお出ししても、最高の温度の温泉を準備しても、蜘蛛の巣やほこりが目に付くだけでそれらは台無しです。客室、浴室は当館の清掃チームが清掃いたします。その清掃の最終チェックと、彼らが普段清掃できない窓や庭園、天井、エアコンなどを定期的に清掃してございます。
基本である清掃が行き届いた後、お客様に館内を目で楽しんでいただくための、活け花や季節のオブジェ飾りなどがございます。当館は、伊豆熱川の山奥に佇んでおり、その自然を最大限活かし、「清かな風と緩やかな時間」をテーマに設計、運営してございます。お客様に緩やかな時間を体感していただくための、自然を利用した活け花、季節のオブジェ飾りは欠かせません。活け花は入社時に先代の女将より指導をされ、何度も手直しをされ今に至ります。活け花の基本に則ったうえで、庭園の季節の花や花瓶など、自分の彩を織り込んでいきます。その活け花をお客様にお褒め頂いたとき、お写真を撮影されたとき、とてもやりがいを感じます。
基本である清掃が行き届いた後、お客様に館内を目で楽しんでいただくための、活け花や季節のオブジェ飾りなどがございます。当館は、伊豆熱川の山奥に佇んでおり、その自然を最大限活かし、「清かな風と緩やかな時間」をテーマに設計、運営してございます。お客様に緩やかな時間を体感していただくための、自然を利用した活け花、季節のオブジェ飾りは欠かせません。活け花は入社時に先代の女将より指導をされ、何度も手直しをされ今に至ります。活け花の基本に則ったうえで、庭園の季節の花や花瓶など、自分の彩を織り込んでいきます。その活け花をお客様にお褒め頂いたとき、お写真を撮影されたとき、とてもやりがいを感じます。
「温泉を創ること」
当社は姉妹店である源泉湯守り玉翠館の創業時より、一世紀以上「人の手による温泉」にこだわっております。奈良偲の里 玉翠も同様に自家源泉を有し、湯守りによる温度管理をしております。人肌は一度違うだけでも、温い、熱いが変わります。加えて、季節、その日の気温、気候など、温泉の温度管理に関わってくる様々な条件がございます。そのような中、98度ある温泉を人が心地よく入れる温度に調整することは、決して簡単ではありません。
入社後しばらくは、源泉かけ流しを捨ててでも、手間がかからない循環器を使うべきなのではないかと考えたことがありました。しかし、ある事件が発生し、社長や先輩湯守りの、先代から受け継がれる温泉への思いを実感いたしました。その事件は、稀に見る寒波により配管が破裂し、十分な温泉が提供できないというものでした。水道業者さんいわく、そのような緊急事態のために、温泉をお湯に切り替える機能があるとのことでした。社長はそれを使わずに、全てのお客様、旅行会社に連絡をし、ご予約の振り替えをお願いしておりました。繁忙期で満室のときの事件でした。振替先の宿泊代も負担するため、相当な損失だったと思います。しかし社長は、「たしかに損失金額は少なくはない。だが、嘘をついてお客様を入れることよりはましだ。そして、嘘の温泉を提供することは、これまでのうちの会社のこだわりを捨てることになる。お客様へ誠意を込めた謝罪させすれば、これからのことを考えると、小さいことだよ。」といっておりました。
当然私も復旧活動に奮闘いたしました。この事件が、私の中で温泉への情熱が芽生えたきっかけだったのかもしれません。その後は、丁寧に管理した貸切風呂や大浴場にお客様が入浴され、「最高だったよ」とおっしゃっていただいたとき、これまで以上にやりがいを感じるようになりました。
これからも、人の手により最高の温泉を創り、お客様によりご満足いただけるよう精進する所存です。
入社後しばらくは、源泉かけ流しを捨ててでも、手間がかからない循環器を使うべきなのではないかと考えたことがありました。しかし、ある事件が発生し、社長や先輩湯守りの、先代から受け継がれる温泉への思いを実感いたしました。その事件は、稀に見る寒波により配管が破裂し、十分な温泉が提供できないというものでした。水道業者さんいわく、そのような緊急事態のために、温泉をお湯に切り替える機能があるとのことでした。社長はそれを使わずに、全てのお客様、旅行会社に連絡をし、ご予約の振り替えをお願いしておりました。繁忙期で満室のときの事件でした。振替先の宿泊代も負担するため、相当な損失だったと思います。しかし社長は、「たしかに損失金額は少なくはない。だが、嘘をついてお客様を入れることよりはましだ。そして、嘘の温泉を提供することは、これまでのうちの会社のこだわりを捨てることになる。お客様へ誠意を込めた謝罪させすれば、これからのことを考えると、小さいことだよ。」といっておりました。
当然私も復旧活動に奮闘いたしました。この事件が、私の中で温泉への情熱が芽生えたきっかけだったのかもしれません。その後は、丁寧に管理した貸切風呂や大浴場にお客様が入浴され、「最高だったよ」とおっしゃっていただいたとき、これまで以上にやりがいを感じるようになりました。
これからも、人の手により最高の温泉を創り、お客様によりご満足いただけるよう精進する所存です。
「お客様を創ること」
「お客様を創ること」。これは、ご来館いただいたお客様に当館はもちろん、私自身のファンになっていただくことです。「館内を創ること」と「温泉を創ること」ができて初めて、実現できることです。いわば、この仕事の最終目標であり、私がこの仕事を続けている理由でもあります。下の引用は、私と常連のお客様の会話でございます。この電話での会話の後、その一日が最高の気分であることは、いうまでもございません。また、当館はお客様に満足していただくための個人の裁量が比較的大きいです。私ですと、お好みに合った献立の構成、記念日への方へのサプライズなど企画することが多いです。一方、他のスタッフですと50回目のご宿泊記念に、若女将とセーターをプレゼントしておりました。
予約スタッフ:○○様、お電話ありがとうございます。奈良偲の里 玉翠でございます。
常連様:どうも。鈴木さんいる?
予約スタッフ:かしこまりました。ただいま鈴木を呼んでまいります。
鈴木:お久しぶりでございます。
常連様:元気してる? ○月○日行きたいんだけど、部屋空いてる?
鈴木:予約スタッフに確認いたします。少々お待ちくださいませ。
鈴木:その日でございましたら、ご準備が可能でございます。今回お召し上がりになりたいものはございますか?
常連様:そうだね。そろそろ夏だから、夏にお勧めの料理と、いつものあれね。
鈴木:かしこまりました。夏にお勧めの食材といつもの鮑を交えて献立を考えておきますね。
常連様:よろしくね~
予約スタッフ:相変わらずですね。私の仕事ですが、私ではできません 笑