伊豆熱川温泉 源泉湯守り 玉翠館でフロント、湯守りをしている會田淳一です。
東京出身で、前職はトラックの配送をしておりました。新しい業種に挑戦してみたいという思いから、10年くらい前に 奈良偲の里 玉翠 のオープニングスタッフとして入社しました。その1年後、源泉湯守り 玉翠館への配属となり今に至ります。趣味はドライブと旅行です。
東京出身で、前職はトラックの配送をしておりました。新しい業種に挑戦してみたいという思いから、10年くらい前に 奈良偲の里 玉翠 のオープニングスタッフとして入社しました。その1年後、源泉湯守り 玉翠館への配属となり今に至ります。趣味はドライブと旅行です。
源泉湯守り 玉翠館 公式サイト 伊豆 熱川温泉【ベストレート】 - 10種類の天然温泉と料理が自慢の旅館 - 10種類の天然温泉と料理が自慢の旅館
伊豆熱川温泉の個室露天風呂付客室のある温泉旅館、玉翠館(ぎょくすいかん)。2つの自家源泉を有し、砂風呂を含む10種類のお風呂などさまざまな癒しを提供いたします。
仕事の内容は?
当館で使用している伊豆熱川温泉の源泉の温度は97℃あります。それを常に「人が一番気持ちよく入れる温度」に調整・管理するのが『湯守り』の仕事です。
入社したてのときは、温泉の管理、バルブ操作を誤り、大浴場を50度近くにしてしまい、あやうくお客様をやけどさせてしまうところだったこともありました(苦笑)。
入社したてのときは、温泉の管理、バルブ操作を誤り、大浴場を50度近くにしてしまい、あやうくお客様をやけどさせてしまうところだったこともありました(苦笑)。
仕事のやりがいは?
「温泉管理の難しさ」この裏返しが「やりがい」でもあります。直接でも、接客係さんを通してでも、お客様に「いいお風呂だ」とおっしゃっていただいたとき、私も温泉に浸かったようにいい気分になれます。
実は、オープニングスタッフとして入社した「奈良偲の里 玉翠」から現在の「源泉湯守り 玉翠館」に異動になったときは正直ショックでした。フロントとして仕事をしていましたが、当時は口下手でお客様との会話が詰まってしまう事も多々ありました。そのため、社長から異動を命じられた時は、フロント失格のレッテルを貼られたのかなと思いました・・
しかし、そのとき社長に言われた言葉が、今でも忘れられません。
実は、オープニングスタッフとして入社した「奈良偲の里 玉翠」から現在の「源泉湯守り 玉翠館」に異動になったときは正直ショックでした。フロントとして仕事をしていましたが、当時は口下手でお客様との会話が詰まってしまう事も多々ありました。そのため、社長から異動を命じられた時は、フロント失格のレッテルを貼られたのかなと思いました・・
しかし、そのとき社長に言われた言葉が、今でも忘れられません。
社長「會田。まず、玉翠館に『湯守り』として異動してもらう。旅館で職人といったら、誰を思い浮かべる?」
私 「料理長、ですかね。」
社長「だろうな。でも、『湯守り』も料理人と同じくらい職人であるべきなんだ。」
私 「温泉の管理なんて誰でもできそうですし、技術も何もないんじゃないですか・・」
社長「周りが見えていない、今のお前だとそう思うだろうな。」
私 「フロントから降格ですか・・」
社長「フロントに加えて『湯守り』だ。一番管理の難しい、玉翠館の『湯守り』を任せたい。お前の丁寧、慎重すぎる性格は湯守り向きだ。」
私 「わかりました。頑張ってみます。」
社長「ちなみに、昔は『湯守り』は旅館の花形で、弟子は三年間バルブすらいじれなかったんだ。今周りを見渡して湯守りがあまりいないのは、みんな温泉の循環器、機械による温泉を使っているからだ。しかし、それだと温泉の質が落ちるし、気温などを考えてベストの温泉をお客様に提供できない。うちは、『湯守り』による温泉管理、『人の手』による温泉にこだわり続けていきたい。源泉湯守り 玉翠館の『湯守り』はお前なんだ。よろしく頼むぞ。」
この社長の言葉を肝に銘じ、玉翠館の『湯守り』として働き始めてから10年近くが経ちました。
まだまだ未熟ではありますが、「いかにお客様に一番気持ちよい温泉をご提供できるか」にこだわり、日々考え続けております。
まだまだ未熟ではありますが、「いかにお客様に一番気持ちよい温泉をご提供できるか」にこだわり、日々考え続けております。